本格的にミニマリストになったきっかけは、結婚したことです。
自分でもシンプルライフや断捨離、ミニマリストに関する本は読んでいましたが、いまいちピンと来ていませんでした。
しかし、結婚して2人の時間を増やしたいとか、心落ち着く家庭にしたいとか、そんな話から妻とのミニマリストへの道がはじまりました。
実際、僕らの家ではほとんどモノがないか?といえば、ノーです。
冷蔵庫なし、ベッドなし、テーブルなし、テレビなし、などミニマリストのお手本のような暮らしではありません。比べてしまったらかなりモノは多いほうです。
「俺のほうがモノ少ないぜ!」と競う人がでてくるかもしれませんが、モノの量を競うこと自体ナンセンスです。
なぜならば、それぞれに暮らしに必要なモノや数量は変わってくるからです。
どちらかというと、モノを減らすというより、夫婦で暮らしのあり方を共有することで暮らしが豊かになっているかどうかが重要だと考えてます。
この記事では、日々の暮らしの中で「これをやめよう」と意識して実行している内容をお伝えしていきます。
目次
見栄を捨てる
ミニマリストはモノ以外のものを捨てています。
ミニマリストしぶのブログのしぶ(@SIBU__)さんが出している書籍「手ぶらで生きる。」にも書いてありますが、まずは見栄を捨てることからはじまります。
見栄により影響でモノが増えていきますし、お金も減っていきます。僕は結婚したら見栄がなくなったのでちょうど良かったです笑
服はシンプルに
僕はもともと、衣食住の「衣」に対してトラウマのようなものがありました。
小学生時代、自分が着たい服が分からなかったのと、親が服を買ってくれなかったために、夏冬で2着ずつしか服をもっていませんでした。学校にいくと、「その服ばっかり着てるね」とか「昨日も同じ服着てなかった?(一昨日の勘違い)」と言われてました。
その後、大学生になり自分で服を買えるようになってから、毎月数万円は服を買っていました。友達から、「あ、それこの前着てたやつだ」と言われないようにファッション雑誌を購入し、コーディネートを頑張っていました笑
さらに、親がブランドモノ好きということもあり、その影響か、ブランドモノも買うようになってました。似合わないのに、グッチのマフラーとか、財布はヴィトン、時計はバーバーリー、ジャケットはポール・スミスなど欲求を満たすようにお金を使っていました。
振り返ると、自分を良く見せたいという見栄のために服を買い、他人から見られるためにお金を使っていました。
もちろん、幸せは感じませんでしたし、結局4年間、服を買うことをやめられず金銭的にもギリギリの生活をしていました。
ここで学んだことは、見栄(プライド)のためにお金を使っていても幸せは感じられないし、暮らしも豊かにならないということです。
以前はブランドモノ!とか、おしゃれな服!とかで適当に服を購入していましたが、今では別のこだわりをもって、服を選ぶようになりました。
服を買う基準は、無地でモノトーンもしくは好きな色(グリーン、ネイビー)を購入しています。ブランドはこだわらないですが、無印良品かユニクロが多いですね。柄や装飾がある服は心を乱されるので、なるべく柄や装飾がない服を選んでいます。
スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグのように、私服を制服化して判断する時間を削減している人もいるかもしれませんが、僕は服を選ぶ時間も好きなので制服化はしないと思います。
マイホームは持たない
これを言うと怒られるかもしれませんが、マイホームも見栄だと思っています。 夢のマイホームと言われてますが、実際はローンを組んでしまえば20代サラリーマンでも購入できてしまいます。
僕がマイホームを持たない理由は下記ツイートの通りです。
僕がマイホームを買わない理由は、未来はどうなるか分からないから。
— しんたまパパ@もうすぐ1年間育休 (@shintamalog) 2018年9月26日
10年後、いまの年収を維持できているのか?
ずっと同じ地域にいるのか?
正直わからない。
10年後、世界恐慌で無職になったら…沖縄に住みたくなったら…
そんな変化に対応できるよう、マイホームは買わずに、賃貸で生きていく。
やっぱり未来のことはわかりません。
買った家が大型台風で浸水するかもしれないし、何が起こるかわからないです。一番怖いのは働けなくなったときですね。賃貸なら、安い市営住宅にさっと引っ越すこともできますが、持ち家は売却するのに時間がかかり、気軽に引っ越できません。
未来はどうなるか不明確なのにローンを組んで買うのは見栄だと考えてます。
受け身で時間を浪費しない
時間を浪費しないように心掛けてます。
受け身で時間を過ごすのはとても楽です。仕事が終わり帰宅したら、テレビを見ながらだらーっと過ごしたい気持ちはわかります。しかし、それは時間の浪費をしていることが多いです。僕も独身時代は同じくだらだら過ごしていましたが、今では無意識レベルで時間を浪費しなくなりました。
テレビを惰性で見ない
ここ2年ほどテレビをリアルタイムでみていません。
前は、帰宅したらまずテレビをつけて〜とがっつりテレビっ子でしたが、特に面白くもない番組を惰性でみてても何も生まれません。 また、CMなどのノイズもできるだけカットしたいですね。やっぱりCMってすごいです。
人が欲しくなるように作られた映像なので、欲しくなくても買ってしまった経験などみなさんもないでしょうか? 潜在意識に働きかけるので、消費者脳になりやすいです。
また、テレビは受け身でみてるだけなのでぼーっと過ごしてしまいがちです。 僕はその時間をつかって、本を読んだり、ブログを書いたりと生産性の高い時間に充てることができています。 映画は見るのでテレビは部屋に置いてますがゆくゆくはテレビも手放したいな…と考えてます。
会社の飲み会に参加しない
なんとなく、会社の同僚や上司に飲みに誘われたからといって、飲みに行くこともあるでしょう。 僕はよっぽど楽しい仲間ではないと飲み会には参加しません。
歓迎会や送別会も大人数で開催してもいつも同じメンバーで喋るだけ。それなら個別で歓迎会してあげたほうがよっぽど良いと思いませんか? まぁほかの大多数の人が参加してくれてるから僕が参加しなくても大丈夫になってるので有難いですね笑 会社の飲み会で金と時間を浪費するより、自分に直結するような副業や勉強、もしくは家族の時間にあてています。
時間を安売りしない
ミニマリストになってから、お金よりも時間を大事にするようになりました。時間を安売りせず、お金で時間を買って自分の時間を生み出すようになったのもミニマリストになってからです。
ここでは家電というモノを購入していますので、モノ自体は増えていますが、目的が時間が欲しいとはっきりしています。優先順位をはっきりさせるのもミニマリストの特徴ですね。
床掃除はルンバに任せる
有名すぎるお掃除ロボのルンバを購入し、掃除を任せています。自分の時間を掃除する時間にあてるのは少しもったいないです。
仕事に出かける前にボタンを押すだけで床掃除をきれいにやってくれるので掃除が嫌になりません。 そして掃除の時間を削減してくれます。これがお金で時間を買うということです。
新しい機種では、スマホで外出先から掃除の予約ができるので掃除忘れた!というときも安心ですね。まずはルンバから導入するとお金で時間を買う意味がわかると思います。
乾燥機付洗濯機で面倒を減らす
洗濯物を洗って、干して、たたむのがめんどくさいし、時間がもったいない!と思い、買ったのが乾燥機付き洗濯機です。
洗濯をする時間も気にすることなく、寝ている間や仕事にいっている間に乾燥までやってくれる優れものです。これでどれだけ時間が削減できていることかと思うとミニマリストには必須のアイテムかもしれません。
型落ち品なら15万円くらいから売っているのでそのへんを狙うのも良いでしょう。値段だけ見ると安くない買い物ですが、時間を生み出すと考えると安いです。
家をモノでいっぱいにしない
ここでやっとミニマリストらしいことがでてきましたね。
僕が考えるミニマリストの目的はのんびりと心落ち着く家庭にしたいことですので、やはり部屋が雑然としていると落ち着きません。いまではシェアできる時代です。買わなくても良いものや必要以上に持つことをしないようにしています。
年に数回しか使わないモノはレンタルする
例えば、旅行用のスーツケースにように年に数回使うか使わないかのものはDMMレンタルなどで レンタルしています。
妻は、友人の結婚式に着ていくドレスをレンタルして毎回違うドレスを楽しんでいます。妊娠中はお腹が大きかったので一生に数回しか着ないマタニティドレスもレンタルでした。
実はモノを持つことで欲求は満たされなく、目的が達成されれば欲求は満たされます。「結婚式に来ていくドレスがなーい」とぼやいている女性が多いかもしれませんが、本音は「毎回同じドレスは嫌。違うドレスを着て、よく見られたい」という見栄です。であれば、新しいドレスを買うのではなく、レンタルして毎回違うドレスを着ることにより欲求も満たされつつ、楽しみになります。さらに、クローゼットの中もドレスが増えません。
目的が達成できれば、モノを持つことに意味はないのです。
ストックは持たない
生活用品のストックはできるだけ買わないようにしています。
ストックは結局、使わずにそのまま捨てることもあれば、同じモノを買ってきてしまって無駄買いをしてしまい、またストックが増えて管理できなくなってしまいます。 ストックがあれば使い切ってしまったときに対応できるという意見もありますが、そういう人はだいたい部屋が汚いです笑 管理できていないからストックを買っているというほうが普通でしょう。
ストックがなければ最後までしっかりと使い切りますし、なくなってから買えば無駄買いもなくなります。ストックを置いておくスペースも必要ありません。 ストックのために家賃を払うような無駄なスペースの使い方はしないようにしましょう。
まとめ
もう一度、ミニマリストになってやめたことをまとめてみましょう。
●見栄を捨てる
●時間を浪費しない
●時間を安売りしない
●家をモノでいっぱいにしない
これはひとつの点としてやめたことではなく、すべて点と点が線でつながっています。
モノに支配されると、見栄も大きくなり、お金も減り、さらに働こうと時間も減り、疲れたから家ではダラダラして・・・と負のループになります。
単純にモノを減らせば豊かな人生になるかといえばノーです。まずは「自分がどんな生活をしていきたいか」を決めることが第一です。決心して行動することが大事です。
あくまでも僕の考えですので押し付けることはしませんが、気になったのであれば試してみてください。
モノを増やさないためには、下記のようなサービスが有効ですので、ぜひ使ってみてください。
●カーシェアサービスで車を持たない
●スーツ・ドレスを借りる
●掃除を外注して、掃除道具を持たない
ぜひコメントいただければ幸いです!